ソリューション

  1. TOP
  2. ソリューション
  3. パートナーソリューション
  4. NTTデータCCS Monone®

NTTデータCCS Monone®

NTTデータCCS Monone®とたけびし デバイスゲートウェイの連携

製造現場の生産設備や機械システムからは、さまざまな音が発せられます。NTTデータCCSのMonone®は、その「モノ」の発する「音(ネ)」から、モノの状態を数値として見える化するAIソリューションです。装置の状態監視や製品の品質検査、予兆検知への適用が可能なMonone®とたけびしのデバイスゲートウェイを活用することで、検査工程を自動化することができます。

異音検知ソリューション Monone®

Monone®は、正常な稼動音からAIモデルを作成できる異音検知ソリューションです。正常時の音から作成したAIモデルとの乖離から異常を判定します。従って、従来であれば異音の繰り返し再現性が無い場合や個体差などによって、AIが適用できなかった現場にも適用が可能となっています。

Monone®は、徹底した現場目線で作られており、環境騒音や作業者の感覚相違、不明瞭な判断基準、検査精度のバラつきといった課題を解決します。

モーター音による官能検査など、用途に特化したサービスパッケージが提供されており、必要な機能に絞った構成であるために低コスト且つスピーディーに導入できることが特徴です。

図1:Monone®異音検知の仕組み

デバイスゲートウェイ連携のメリット

2024年10月、NTTデータCCSは、Monone®に対する最も引き合いの多い「聴覚官能検査」に特化したサービスパッケージにデバイスゲートウェイを組み込み、PLCや周辺機器と連動し、検査の開始・停止を自動化する機能を追加したMonone®デバイスゲートウェイ連携オプション”をラインナップに追加しました。

例えば、製品の出荷前官能検査では、従来は人の聴覚官能による検査が主流でしたが、Monone®による異音検知・自動判定により、検査の品質を平準化することができます。

検査の流れとしては以下の通りです。

①検査対象ピックアップ ②検査対象にMonone®マイクを設置 ③検査実施

 

図2:Monone®利用イメージ(出荷前官能検査)

 

この検査工程にデバイスゲートウェイを組み込むことで、ライン上の製品の作動とMonone®による検査の同期をはかることができます。具体的には、制御用PLCに対する検査開始・停止の指示や、OK/NGの判定結果を表示灯へ出力するなどの機能が付加されます。

これにより、検査工程の自動化・省人化が可能になり、その人員をさらなる生産増や効率化のために充てることができます。

図3:Monone®とデバイスゲートウェイ連携の構成

結論

従来から、Monone®は「モノの音」を自動的に聴き分け、製品の製造不良、装置の不具合や故障、製品のスマートメンテナンスに活用されてきました。

一方で、設備に対する検査開始・停止の指示や、AIによる判定結果を設備にフィードバックするための仕組みがあれば、より現場の運用に近い形でMonone®の異常検知ソリューションを適用することができます。

たけびしのデバイスゲートウェイは、設備とMonone®をシームレスに連携するために有効な役割として採用されています。

使用製品・サービス

たけびし:  デバイスゲートウェイ
NTTデータCCS: Monone®  (外部リンク)