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Zabbix
生産現場でのZabbix活用
製造業においては、現場の制御機器(OT)とITシステムの分断により、データ利活用や遠隔監視が難しいという課題があります。製造現場の各種PLCやFA機器、センサーから収集したデータを、たけびしのデバイスエクスプローラ OPCサーバーやデバイスゲートウェイを経由してZabbixで可視化・蓄積することにより、長期間の稼働状況の把握、アラート通知などの高度なIT/OTの統合監視が可能となります。
Zabbixについて
Zabbixはネットワーク機器、サーバー、クラウド、アプリケーション等のITリソースを統合監視するオープンソース・ソフトウェアです。監視対象プラットフォームは、Linux / Windows / 各種商用UNIX / SNMP対応ネットワークと幅広く対応しており、あらゆるリソースからデータを収集・蓄積し、リアルタイムな障害検知や通知機能を提供しています。その高い拡張性と柔軟な設定機能から、世界的にも認知度が高く、日本では事実上OSS監視ツールのスタンダードになっています。
また、Zabbixの全機能を活用したシステム監視運用をオールインワンで提供するハードウェア「Enterprise Appliance ZS-5700 / 7700」を導入することで、サーバーの購入、検証、セットアップやZabbixのインストールと初期設定、データベースのチューニング、監視処理を最適に行うための周辺ソフトウェアの設定といった煩雑な作業の手間を短縮することができます。
いわばZabbixは、「簡単導入、高信頼・高パフォーマンスの監視ソリューション」です。

図1:Zabbix監視画面(例)

図2:Enterprise Appliance ZS-5700 / 7700
Zabbixとデバイスエクスプローラ OPCサーバー・デバイスゲートウェイの相互接続性
Zabbixとデバイスエクスプローラ OPCサーバーまたはデバイスゲートウェイの連携により、製造現場に存在する制御機器やロボットなどのデータもZabbixで可視化・蓄積できるようになり、長期間の稼働状況の把握、アラート通知などの高度なIT監視手法が可能となります。
以下のような構成で、Zabbixを活用した「現場データの蓄積・可視化」と「デバイスエクスプローラ OPCサーバーまたはデバイスゲートウェイの状態監視」の両立が可能になります。
・MQTT/HTTP POSTによるデータ連携:PLCから収集したセンサーデータを、デバイスエクスプローラ OPCサーバーまたはデバイスゲートウェイ経由でMQTTおよびHTTP POSTプロトコルでZabbixに送信
・SNMPによるデバイスエクスプローラ OPCサーバー(PC)、デバイスゲートウェイ本体の状態監視:デバイスエクスプローラ OPCサーバーが稼働するPCまたはデバイスゲートウェイの状態をSNMPで収集し、稼働状況を常時監視

図3:デバイスエクスプローラ OPCサーバーまたはデバイスゲートウェイとZabbix連携の構成
デバイスエクスプローラ OPCサーバーまたはデバイスゲートウェイとZabbixは設定だけで簡単に連携できるようになっており、設備の新旧やメーカーを問わず、短期間で導入できるようになっています。
結論
企業全体のDXを進める上で、ITシステムとOTのデータを組み合わせることは非常に重要です。デバイスエクスプローラ OPCサーバーまたはデバイスゲートウェイとZabbixの連携ソリューションにより、従来では分断されていたIT/OTのデータが融合され、企業全体の可視化・最適化が図れるでしょう。
使用製品・サービス
たけびし: デバイスエクスプローラ OPCサーバー デバイスゲートウェイ
Zabbix: Zabbix(外部リンク) Press Release(外部リンク) Zabbix Enterprise Appliance ZS-5700(外部リンク)

