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PLC設定方法

MELSEC-QシリーズEthernet設定例

IPアドレスやポート番号等のEthernetパラメータは、GX WorksのPCパラメータ画面で設定します。

ネットワーク環境

ここで説明するサンプルは次のようなケースを想定しています。

ホスト IPアドレス 192.168.0.1
ホスト ポート番号 0
MELSEC IPアドレス 192.168.0.4
MELSEC ポート番号 1025

PCパラメータ

解説

  • GX Works2の「PCパラメータ」画面を開き、「内蔵Ethernetポート設定」タブを選択します。
     

【留意事項】 内蔵Ethernetポートは、シーケンサCPU側に下記の制約があります。

  • 自動オープンUDPポート(5000番)は使用できません
  • ブロックアクセス機能(コマンド)は使用できません
  • マルチCPUシステムの他号機CPUを指定してアクセスできません
  • MELSECNETの他局を指定してアクセスできません
  • ランダムアクセスバッファ交信はできません
  • 特殊ユニットのバッファメモリにアクセスできません
  • A互換1EプロトコルとQ互換4Eプロトコルは使用できません
  • TCP/IP使用時、MELSEC側の生存確認処理は、5秒間×9回固定となります

 

「Qパラメータ設定」画面で次のように設定します。

ネットワーク環境

ここで説明するサンプルは次のようなケースを想定しています。

IPアドレス 192.168.0.4
交信データコード設定 バイナリ
RUN中書込を許可する 許可

PCパラメータ

解説

  • OPCサーバーはASCIIコード交信をサポートしていません。
  • 外部(OPCサーバー)からPLCのレジスタに書き込みを行う場合は、RUN中書込を許可してください。

 

「オープン設定」ボタンを押して、「内蔵Ethernetポートオープン設定」画面を開き、プロトコルとポート番号を設定します。

設定例

ポート1025 (0x401) UDP
ポート1026 (0x402) TCP(Unpassive)

PCパラメータ

解説

  • ポート番号は「16進数」で入力してください。
  • 自動オープンUDPポート「5000」は使用できませんので、必ずオープン設定を行ってください。
  • iQWorksからのアクセスを可能にするために、最低1ポートは「MELSOFT接続」を設定してください。

Ethernetユニット設定例

IPアドレスやポート番号等のEthernetパラメータは、GX Works2のネットワークパラメータ画面で設定します。

ネットワーク環境

ここで説明するサンプルは次のようなケースを想定しています。

ホスト IPアドレス 192.168.0.1
ホスト ポート番号 0
MELSEC IPアドレス 192.168.0.4
MELSEC ポート番号 1025(UDP)
1026(TCP)

ネットワークパラメータ「Ethernet/CC IE/MELSECNET」画面

解説

  • GX Works2の「ネットワークパラメータ」の「Ethernet/CC IE/MELSECNET」画面を開き、「Ethernet」を追加します。
     

【留意事項】

  • 自動オープンUDPポート(5000番)が利用可能です。
  • 必要に応じて、イニシャル設定にて生存確認間隔の設定を行ってください。
  • ネットワークパラメータの反映には、パラメーター書き込み後、CPUのリセットが必要です。

 

Ethernet設定の動作設定で次のように設定します。

ネットワーク環境

ここで説明するサンプルは次のようなケースを想定しています。

IPアドレス 192.168.0.4
交信データコード設定 バイナリコード通信
イニシャルタイミング設定 常にOPEN待ち
RUN中書込を許可する 許可

動作設定

解説

  • OPCサーバーはASCIIコード交信をサポートしていません。
  • 外部(OPCサーバー)からPLCのレジスタに書き込みを行う場合は、RUN中書込を許可してください。


「オープン設定」ボタンを押して、「オープン設定」画面を開き、プロトコルとポート番号を設定します。

設定例

ポート1025 (0x401) UDP
ポート1026 (0x402) TCP(Unpassive)

オープン設定

解説

  • ポート番号は入力形式「10進数」/「16進数」に正しく変換して入力してください。
  • 自動オープンUDPポート「5000」は使用する場合は、オープン設定不要です。
  • UDPの場合は、交信相手IPアドレスを255.255.255.255、交信相手ポート番号65535に指定することで、相手先を選ばず通信できます。
  • TCPの場合は、オープン方式「Unpassive」として頂くことを推奨いたします。
  • GX Works2などからのMELSOFTからのアクセスを可能にするために、最低1ポートは「MELSOFT接続」を設定してください。