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ワンダーウェアInTouch(OPCLink接続)
ワンダーウェアのSCADA「InTouch 8.1」で、当社OPCサーバーを使用する場合の設定方法をご紹介します。なお、SCADA側の設定方法に関する詳細は当社ではお答えできませんので、SCADAメーカまたは販売店様へお問合せ頂きますようお願い致します。
OPCLinkのインストール
InTouchからOPCサーバーにアクセスするためには「OPCLink」と呼ばれるDDE/SuiteLinkとOPCのプロトコル変換を行うゲートウェイドライバをインストールする必要があります。OPCLinkはFactorySuite製品の「Device Integration Products」と書かれたCDに格納されています。インストーラが起動したら「I/O Servers」を選択し、「OPCLink」をインストールしてください。
OPCLinkの起動
スタートメニューから「プログラム」→「Wonderware FactorySuite」→「I/O Servers」→「OPCLink」をクリックし、OPCLinkを起動します。
トピックの設定
OPCLinkの「Configure」メニューから「Topic Definition」画面を開き、以下の4つの主要項目を設定します。
その他の項目は適宜設定してください。デフォルトのままでも構いません。
- 【Topic Name】 DDEのトピック名を定義します。
- 【Node Name】 OPCサーバーが動作しているノード名を指定します。同じPC上で動作している場合は省略可能です。
- 【OPC Server Name】 OPCサーバーのProgIDをドロップダウンリストより選択します。
- 【OPC Path】 OPCサーバーの「デバイス名」を指定し、「.(ドット)」を付加します。
以上の操作でOPCLinkの設定は完了です。InTouch Viewerを実行する前に、OPCLinkを起動しておきます。
OPCサーバーは起動しておかなくてもクライアントからの要求に応じて自動的に立ち上がります。
InTouchアクセス名定義
InTouchの「システム」メニューから「アクセス名」を選択します。「追加」ボタンを押し、OPC接続用のアクセス名を定義します。
- 【アクセス名】 InTouchアプリケーションで指定する任意の名前を指定します。
- 【アプリケーション名】 アプリケーション名として「OPCLink」と入力します。
- 【トピック名】 OPCLinkで定義したトピック名を指定します。
- 【プロトコル】 DDEまたはSuiteLinkを選択します。
InTouchタグ名定義
InTouchのアプリケーションでOPCLinkへアクセスするタグ名を指定します。
- 【タグ変数】 「i」+「シーケンサのデバイス名/番号」を指定します。
- 【タグタイプ】 整数型タグの場合は、「I/O整数型」を指定します。
- 【アクセス名】 OPCLinkへの接続が定義されているアクセス名を選択します。
実行
実際にInTouchを実行するとOPCサーバーから正常に値と品質フラグが取得できているのが分かります(下左図)。また、OPCLinkの 画面では、「PLC1」というトピックに1つのタグが登録されており、正常に通信できていることが確認できます。