受信タイムアウトエラーと受信メッセージサイズ異常が発生しました。

受信タイムアウトエラーと受信メッセージサイズ異常、それぞれのエラーについて解説します。

受信タイムアウトエラー

＜内容＞
OPCサーバーからPLC(接続機器)へ読み書きの要求に対してPLCから応答がないまま一定時間経過し、タイムアウトを検出した際に発生するエラーです。

＜主な要因＞
・PLCが電源断、ケーブル断線
・ネットワーク負荷が高い
・Windows の ARP 処理によって受信パケットがクリアされる
・PC の CPU の負荷が高い
・PLCの応答時間に対してタイムアウト設定値が小さい

＜対処法＞
通信ケーブル断線などの物理的要因に問題がないかご確認ください。

物理的要因に問題が無ければ、OPCサーバーの設定で「タイムアウト時間を延ばす」又は「通信リトライ」をお試しください。

これらの設定はOPCサーバーのポートプロパティから設定いただけます。

ネットワーク負荷が原因の場合はネットワーク負荷を分散し、負荷軽減いただくようお願いします。

受信メッセージサイズ異常

＜内容＞
OPCサーバーが受信したメッセージが予期したサイズと異なる場合に発生するエラーです。

＜主な要因＞
・ネットワークが不安定な際にコリジョン発生によるもの。
※受信タイムアウトエラー発生時のコリジョンが原因となることが多い

＜対処法＞
受信タイムアウトエラーと同時に発生することが多く、受信タイムアウトエラーを解消することで解決します。