三菱電機 MELSEC Ethernetユニット設定方法
CPU内蔵Ethernetポートの設定方法は
こちらをご覧ください。
MELSEC-QシリーズEthernet設定例
IPアドレスやポート番号等のEthernetパラメータは、MELSEC-Aシリーズではラダープログラムで設定する必要がありましたが、MELSEC-QシリーズではGX Worksのパラメータ画面を使って設定することができます。
ネットワーク環境
ここで説明するサンプルは次のようなケースを想定しています。
ホスト IPアドレス : 192.168.0.1
ホスト ポート番号 : 0
MELSEC IPアドレス : 192.168.0.4
MELSEC ポート番号 : 1025
ネットワークパラメータ
解説
- GX Developerの「ネットワークパラメータ」画面を開き、ネットワーク種別を「Ethernet」、0スロット目(CPUの横)にQJ71E71を装着した場合は先頭I/O Noを「0000」とします。続いて、ネットワークNoを「1」、グループNoを「0」、局番を「1」に設定します。
Ethernet動作設定
ネットワークパラメータ画面で「動作設定」ボタンを押し、「Ethernet動作設定」画面を開いて、次のように設定します。
設定例
交信データコード設定 : 「バイナリコード交信」
イニシャルタイミング設定 : 「常にOPEN待ち」
IPアドレス : 「192.168.0.4」(10進形式)
RUN中書込を許可する : チェックON
送信フレーム設定 : 「Ethernet(V2.0)」
TCP生存確認設定 : 「KeepAliveを使用」
解説
- OPCサーバーはASCIIコード交信をサポートしていませんので、MX-ComponentのようにASCIIコード交信のみサポートするソフトウェアと併用する場合は自動オープンUDPポートを使用してください。
- 外部(OPCサーバー)からPLCのレジスタに書き込みを行う場合は、RUN中書込を許可してください。
- PINGによる生存確認は交信先のIPアドレスに対してICMPパケットを送出するのに対し、KeepAlive機能による生存確認はACKパケットを送出します。このため、OPCサーバーがポートをクローズした後に回線が復旧した場合はICMPパケットが到達してしまい、結果として、PLC側がLISN状態にならず、PLCをリセットしない限り再接続できなくなることがあります。
- 「KeepAlive」を使った生存確認に対応しているEthernetユニットはシリアルNoの上5桁が「05051」以降、かつ、機能バージョン「B」以降です。それ以外のユニットは「Ping」を使用します。
ネットワークパラメータ画面で「イニシャル設定」ボタンを押し、「イニシャル設定」画面を開いて、次のように設定します。
設定例
相手先生存確認開始間隔タイマ : 20(×500ms)
相手先生存確認間隔タイマ : 10(×500ms)
相手先生存確認再送回数 : 3(回)
※交信停止後、10秒後から5秒間隔で3回確認処理を行います。
※ユニットの初期値は、交信が停止後「10分後」から確認を開始する設定に
なっており、断線発生後10分間は通信できない状態になります。
イニシャル設定
解説
- TCP/IP通信でケーブル断もしくはコリジョンの影響等で通信障害が発生した場合、OPCサーバーは設定された時間だけシーケンサからの応答を待ち、時間内に応答メッセージを受信できないとタイムアウトエラーになります。さらに設定された回数だけリトライ処理を繰り返し、それでも交信できない場合、一旦コネクションを切断し、再接続を試みます。このときEthernetユニットがLISN状態になっていない(ポートが未クローズ状態)と再接続することができませんので、生存確認パラメータは適切に設定してください。生存確認パラメータが不適切な場合やケーブル断などのネットワーク障害が発生した場合、再接続に時間がかかったり、再接続できなくなったりすることがあります。
ネットワークパラメータ画面で「オープン設定」ボタンを押すと「オープン設定」画面が開きます。右図のように設定してください。
設定例
ポート1025 (0x401):UDP
ポート1026 (0x402):TCP(Unpassive)
ポート1027 (0x403):TCP(Fullpassive)
オープン設定
解説
- 固定バッファ交信手順は「手順あり」に設定してください。
- ポート番号は「16進数」で入力してください。
- TCP/IP使用時は生存確認を「確認する」に設定してください。
- 自動オープンUDPポート「5000」を使用する場合は、オープン設定は不要です。